そもそも私は離婚できるのか?

離婚を考えたとき、多くの方が最初に悩むのは「何を決めればよいか」ということではありません。その前に、「相手は離婚に合意するのか」「そもそも話し合いができるのか」という問題があります。

離婚したいと思っていても、相手が拒否する、話し合いを避ける、怒りや威圧で話が進まないという場合があります。また、離婚を切り出すことで、生活や子どもへの影響、この先の生活への不安から、簡単には動けないと感じる方もいます。

このような状態では、養育費や財産分与などの条件を考える前に、まず「協議離婚という方法で進められる状態なのか」を確認する必要があります。

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協議離婚は話し合いが成立することが前提

協議離婚は、夫婦が話し合いによって離婚する方法です。裁判所が離婚を決めるのではなく、夫婦双方が離婚することに合意し、必要な条件を決めることで成立します。

そのため、協議離婚で重要なのは「離婚したい気持ちがあるか」だけではありません。相手と必要な条件について話し合い、合意できる状態を作れるかという点です。

離婚したい側だけが準備を進めても、相手との間で合意形成ができなければ、協議離婚は進みません。

話し合いが難しい状態とは

夫婦間の意見が違うこと自体は珍しいことではありません。問題になるのは、意見の違いを調整できる状態があるかどうかです。

例えば、以下の状態では、単純に「もっと話し合えば解決する」とは限りません。

・離婚の話をすると感情的な対立になる
・条件の話をしても夫婦関係の不満の話に戻ってしまう
・相手の主張だけが続き、条件確認ができない
・約束した内容が後から変わる
・必要な確認を避け続ける

このような場合は、話し合いの回数を増やすことより、合意形成ができる方法へ変更することを考える必要があります。

まず確認するべき3つの状態

協議離婚を進められるかを見る場合、次の3点を確認します。

整っていれば、夫婦間で条件を調整し、協議離婚を進められる可能性があります。

一方で、この部分が難しい場合は、条件整理より前に話し合いの方法を見直す必要があります。

・離婚すること自体について話ができるか
・必要な条件を一つずつ確認できるか
・相手の意見だけでなく、自分の希望も伝えられるか

協議離婚にこだわる必要はない

協議離婚で終わらせることは、多くの方が希望する形です。

費用や時間を抑えられる。
自分たちで納得した形を作れる。

しかし、協議離婚という形を維持すること自体が目的になると、無理が生じます。

話し合いが成立しない状態で同じ方法を続けても、進展しません。

その場合は、

・書面による条件調整へ変更する
・第三者を介して話し合う
・弁護士による代理交渉を検討する
・離婚調停へ進む

というように、解決するための方法を変更します。

これは協議離婚の失敗ではありません。現在の方法では合意形成が難しいと判断し、解決できる枠組みに変更するということです。

離婚を進めるために必要なのは、正しい順番

離婚では、いきなり養育費や財産分与の金額を決めることから始める必要はありません。

最初に確認すべきなのは、「二人で条件を決められる状態なのか」という点です。

その状態があるなら、条件整理へ進みます。
その状態がないなら、話し合いの方法を変更します。

離婚を前に進めるために大切なのは、無理に協議を続けることではありません。現在の状況に合った方法を選び、必要な条件について合意できる状態を作ることです。

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